子育てドランカーの日記

しょうもないことをテキトーに書いていきます。

「ジャムパンの位置が違うよね?」

今週のお題「鬼」



これ僕が、学生時代コンビニでアルバイトしてた時の話なんですけど


バイトの先輩に糸山さんっていう
当時38歳のおっさんがいまして
その糸山さんがなかなかの仕事の鬼でして


仕事の鬼と言うか
商品の陳列にとてもうるさいと言うか


商品の陳列と言うか
まあパンの陳列のみにうるさいんですけど


大体商品の位置って決まってるんで
みんな同じようなとこに陳列するんですね


ただ糸山さんにとって
パンの陳列が一日の仕事で一番のメイン
パンの陳列の為に働きに来てるような感じで


ジグソーパズルのように
パンを置く位置が決まってて
ちょっとでも場所が違うと
「F君、ジャムパンの位置が違うよね?」


確かに大体の位置はあるけど
別に店長もそんな細く言ってないし
「あーそーですか、すみません」
って軽く答えてたんですね 



でもそれ以来
えらい細く注意されるようになって
1回自分のロッカーにちっさい手紙が
入ってたんですね


で、自分も19くらいだったんで
バイトの女の子から手紙貰えたと思って
ドキドキして見たら
糸山さんからで…
パンの置き場所を絵で正確に書いてある
手紙だったんですね… 


で手紙の最後に
パンが迷子にならないように!
って書いてあって…




こいつ何言ってんだ…



お前は人生で迷子になってるから
38にもなってバイトしてるやんかって
まだ尖ってた19の僕はキレちゃいましたけど…




今思えば…
あの時糸山さんがあんなに細くパンの位置を注意してくれたから
今の自分があるんだなって…











やっぱり思えません!